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2017年度夏公演 意気込み3日目(演出)(6月15日)

 15, 2017 21:54
本番を明日に控えた、2017年夏公演稽古場日記最後の今日は、演出の意気込みです。

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今回「あの空のちょっとこっち」を演出しました宮島です。

昔、ある人に教えてもらいました。「舞台とは金のかかった遊び場である」と。
ただただ楽しいという気持ちだけで駆け抜けてきた今まで。しかし、初めてこの遊びが「苦しい」と感じました。
言葉にする難しさ、求めることの怖さ、伝えるための純粋さ、今まで無意識に遠ざけてたものが一気に近づいて苦しかった1ヶ月半。
危なっかしい私たちを見てハラハラする19期の顔も、初めての立場や試みに思い悩む20期の顔も、わからないことだらけで戸惑う21期の顔も、表現することの厳しさを感じている役者やスタッフの顔も見てきました。みんなめちゃくちゃしんどかったと思います。でも私はその葛藤する表情に勇気や元気を貰えたし、芝居のことで頭を捻らせてるみんなはすごくキラキラして見えて、本当に幸せな1ヶ月半でした。
逆にみんなには私がどんな風に見えたんでしょうね。苦しそうにも見えたけど楽しそうな顔してたって思ってもらえてたら嬉しいんだけどなぁ。

人生初めての演出で、そりゃ失敗もあるだろうけど、最初で最後のこの舞台だから死んでも後悔するもんか、後悔してたまるかって思いながらやってきました。みんなとたくさんお話して、みんなの姿を見て、この立場になって初めて自分がこれからどう演劇と向き合いたいか新しく見えたものがあるので、本当にいい経験になりました。来月誕生日を迎える私としては、10代最後の舞台をこれほど思い出深いものにすることができてよかったと思います。

「あの空のちょっとこっち」は魅力的なキャラクターと脚本の自由さに惹かれて選んだ作品です。登場人物10人とも本当に大好きなんです。この10人を脚本以上に素敵に演じてくれた役者さんと魅力を引き立たせてくれたスタッフさんには本当に感謝しています。キャラを愛してくれてありがとう。

私一人が表現できることなんてたかが知れてるけど、人が集結したらこんだけの舞台が出来上がる。それを実感する度にゾクゾクするしこの世界に出会えて良かったと心から思います。

さて長々と書いてしまいましたが、最後に今回初舞台の21期!彼らは悩むことに恐れず芝居作りに挑んでくれました。こっちが顔を逸らしたくなるくらいまっすぐで輝いた目をもつ彼ら彼女らは舞台にいてもオペ室にいてもきっとお客さんを魅了するだろうと思います。我々もその熱意とフレッシュさに負けずもがくつもりです。

観客がいて初めて成立する舞台。2017年度西南学院大学演劇部がお送りする「あの空のちょっとこっち」の完成はあなたが客席に座った瞬間です。ぜひ、私たちと一緒に「明日」の話をしましょう。会場でお待ちしています。

宮島涼香(うみか)/演出
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